さて、腹式呼吸でちゃんとお腹から声を出していれば、喉を痛めることは激減します。私は腹式呼吸を身につけてから、発声することで喉を痛めたことはありません。
さらに、腹式呼吸で話せば話すほど、体の内側からのバイブレーション(振動)で、どんどん体が楽になり、声も出てきます。
自分自信を癒しながら、声が出せるようになるんです。
楽しいと思いませんか?
自分自身を癒せる、リラックス効果を高める発声の仕方を、早速順を追って示していきますね。
・一度セミナーで数時間登壇するだけで声が枯れてしまうという講師の方
・何曲か歌っただけで声が出にくくなってしまう方
・話しているとすぐ喉が痛くなる方
・声が通らず、無理に声を出していると喉が潰れてしまう方
喉から無理に声を出している、そんなあなたは必見です♪
1.人前で堂々と話している最高にカッコイイあなた自身をイメージしよう!
まず、正しい姿勢をとり、腹式呼吸で深呼吸を繰り返し、リラックスしましょう。
次に、広い会場のステージで、堂々と大勢の人たちを前に、生き生きと話し、振舞っているあなた自身の最高にカッコイイ姿を、まさに今、実体験しているかのように五感を使ってイメージします。
ゆっくり、深い呼吸をしながら、リアルに想像しましょう。
目を閉じてもいいですよ。
最高にワクワクした気分になったところで、いよいよスタートです。
2.自然な笑顔を作りましょう!笑顔で出す声が一番いい!!
上記1.の最高にカッコイイ自分自身をイメージできたら、もうそれだけで笑顔になっていそうですが、いい声を出すために、しっかり表情のトレーニングをしていきましょう。
届く声が出せていない人というのは大抵表情に乏しいのです。
そして、口を大きく開けていません。
口を大きく開けることと、豊かな表情とはとても大切です。
口を大きく開けられる人は、表情も豊かです。
ここでは、一番あなたらしいいい声が出せる「笑顔」の練習をしていきましょう。
まず、割り箸をご用意ください。
(1)割り箸を、前歯で軽くくわえます。
(2)口角を割り箸より上にあげます。
この時、上の歯が8本以上見えるくらい口角を上げられると良いでしょ
う。
(3)そっと割り箸を抜いてください。
そのままでもしっかり笑顔でいられるよう、大好きな人や物を思い浮かべ
て、目もしっかり笑ってください。30秒キープ!
上記の割り箸での笑顔トレーニングでしっかり口角を上げられるようになったら、次は、割り箸なしで、発声しながら口角を上げるトレーニングです。
(1)「ウイスキー」をしっかり口を動かして発音します。
最後の「キー」の「イ」の口の形のところでしっかり口角を上げてく
ださい。
(2)「ウイスキー」を30回声に出して言ったところで、
最後の「キー」の「イ」の口角が上がった状態で30秒キープします。
どうですか?
慣れないと、顔が引きつったり表情筋がピクピクしてきませんか?笑
上記のトレーニングが終わったら、顔を引っ張ったり叩いたり揉みほぐして一度リラックスしてくださいね。
笑顔を作ることが楽にできるようになってきたら、
「ウイスキー」「ラッキー」「ハッピー」「大好きー」「お金持ちー!」など、
気分が良くなる、語尾が「イー」で終わる単語を並べて練習しても良いでしょう。
楽しくなりますね♪
さぁ、次はいよいよ発声練習です♪
3.癒しの発声練習〜自分もみんなも癒される!〜
正しい姿勢と腹式呼吸でお腹から大きな声を出していきましょうね。
大きな声を出すには、口を大きく開けることがポイントです。
声の小さい人、滑舌の悪い人は皆さん、口の開け方が小さいです。
まず、母音の口の形を確認しましょう。
あ・・・指が縦に3本入るくらい、大きく口を開く
い・・・少し口を開き、口角を耳元へ引き上げる
う・・・唇をすぼめて、やや前へ突き出す
え・・・唇をやや左右に引き、舌先は少し上に向く
お・・・口の中に大きな空間を作る
では、お腹にたくさん空気を入れて、声を大きく長く出してみましょう。
母音の「あいうえお」を1音ずつ、一息で20秒ずつ出すことを目標にしてください。(息継ぎが多いと耳障りな話し方になるので、ワンフレーズを息継ぎなしで話せるようになるためのトレーニングでもあります)
発声する際に、自分の感情やストレスも全て出し切るイメージで、大きな声を出して喉の詰まりを取っていきましょう。
なお、驚くべきことに、「母音の生理学的効果」というものもあるそうです。
意識して発声すると、各器官の機能が活性化されるかも?
あ・・・副腎や胸腺と共鳴し、それらの臓器を強める
い・・・頭部と共鳴し、脳の活動を活発にする
う・・・下肢と共鳴し、足全体をパワーアップする
え・・・胃と共鳴し、胃の活動を活発にする
お・・・上半身と共鳴し、筋肉や脳の緊張を緩和する
<まとめ>
最高にかっこいい自分をイメージし、笑顔で大きな声で発声できたでしょうか。
腹式呼吸で発声できていると、内側からの声の振動により、話せば話すほど自分自身が癒されていきます。私も、長時間にわたる収録や司会の仕事で発声し続けていると、どんどんスッキリ楽になっていくのです。
また、自分がリラックスして発声できていると、聴いている相手もリラックスすることができるものです。
声は呼気によって声帯を震わせ、骨伝導によって全身の細胞に声の振動が伝わります。聴いている相手をも癒すことができると言われていますが、誰より、発声している本人に癒しの効果が最も発揮されるそうです。
さらには、ゆっくり長く丁寧に発声するだけで、全身の細胞を活性化し、生命の力を高めることができるとも言われています。
すごい。
腹式呼吸でしっかり発声して、自分自身も周りの人たちをも癒せる声使いになりましょうね♪
まずは、Lalovoice「マリトーク・話し方大学」で
あなたにお会いできるのを楽しみにしています♪
癒しの声使いになって、最高にかっこいい自分を目指しましょう♪
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