さて、あなたは、感覚的なタイプですか?
それとも、論理的なタイプですか?
コミュニケーションは、
人と人との言葉と心の通い合い・思いやりです。
が、コミュニケーションの取り方によって、
想いがうまく伝わらなかったりすることがあります。
いわゆる、ミスコミュニケーションですね。
人それぞれの思考やタイプによって、
コミュニケーションの取り方が変わってきます。
今日は、特にぶつかりやすいというか、お互いに理解しがたい対極にいる、
「結論・理屈重視の論理的思考で話すタイプの人」
と
「感情や感覚に重きを置いて話すタイプの人」
が、お互いを尊重しあいながらコミュニケーションをとるためのワンポイントアドバイスです。
・感情を上手く伝えられない(結論・理屈重視の論理的思考で話す人に多い)
・論理立てて話せない(感情や感覚に重きを置いて話す人に多い)
そんなあなたは必見です☆
1.感情を上手く伝えられない論理的すぎるタイプのあなた
<基本情報>
・他人になかなか心を開けない
・プライドを守りたい(表向きはプライドなどないと言う)
・物事の正確さや効率の良さを重視している
・隙がなく、相手を封じ込める話し方をする
・思考のスピードが速く、ゆっくり話せていない
・難しい言葉を使っていることに気づけない
・プレゼンは得意だが、心を動かすスピーチは苦手
自分が何を感じているのかを伝えているつもりでも、評価や判断や数値を口にしがちではありませんか?
心を開いて感情を言葉にすることができないのは、感情よりも思考優位だからです。
感情を伝えると、相手も心を開いてくれるので距離が縮みやすくなり、結果として信頼関係を築きやすくなります。
そんなあなたは、感情を表現したり言葉にしたりするのが苦手なだけで、得意の筋の通った論理的な話し方だけでは、人の心は動かせないこともわかっているのですよね。
このタイプの人は、自分の体験を言葉にする際、具体的な事例や感情を省いてしまいがちなので、聞き手は話を聞きながら情景を思い浮かべることができず、共感しづらくなります。
話の抽象度が高く、説明のように単調に話してしまうと、せっかく面白い内容の話であっても、「つまらない」という印象を抱かれ、次第に話を聞いてもらえなくなってしまいます。
そんなあなたに!使えるフレーズワンポイントアドバイス
例1
NG→「本件の締め切りは7日後なので、明日までに骨子を完成させて3
日後には完成させたものを見直し確認。前日にはブラッシュアップ
したものを完成させる必要があるからすぐに取り掛かってほしい。」
OK→「締め切りが7日後のこんな案件が来ました。専門のあなたに対応し
てもらえると素晴らしいものができると思うし、すごく嬉しいの
ですが、お願いできますか?」
☆お願いしたい理由と、相手がそのお願いを聞いてくれた未来を想像し
て、気持ちを伝えます。
例2
NG→対応に感謝する。
OK→〇〇してくださって、ありがとうございます。
本当に嬉しいです。
☆ただ感謝を表面的に伝えるだけでなく、相手の言動の何に対して感謝
しているのかを、柔らかい言葉で感情とともに伝えます。
論理的思考の方からすれば、感情を表現している時間がもったいないとか、的確素早く端的に効率良く!動かないのがイライラする・・・とまではいかないまでも、感情を表現することそれ自体の意味の理解に苦しむかもしれません。
ただ、感情や感覚を重視してコミュニケーションをとる方と仕事をしたり、話をすることもあるでしょう。そこでミスコミュニケーションを起こさないためにも、上記の話し方や、感情を決して無視せずに理解しようとする姿勢が大切です。
頑張りましょう♪
2.論理立てて話せない感覚的で情深いタイプのあなた
<基本情報>
・ビジュアルで捉えるのが得意
・話がよく飛ぶ・派生する
・思いついたことをすぐに言葉にする
・自分でも何を話しているのか混乱することがある
・感受性豊か
・傷つきやすい
・あれ、それ、などの指示語が多い
・頭の中がまとまっていない状態で話し始める
主観と客観を混ぜて話してしまいがちではありませんか?
また、自分の頭の中で見えていることを相手も見えていると無意識に思い込んで話しがちなので、説明不足に陥り、話のつながりや意味が理解されづらいですよね。
一生懸命話していても、聞き手に「何を話しているかわからない」と言われてしまいがちです。
聞き手はあなたから聞いているわかりにくい話の「?」の部分を、自分の体験や価値観をベースに想像で補おうとするので、誤解が生じやすくなります。
また、絵や映像で見えていることをベースに話そうとするので、話が飛んでしまいがちです。
客観的情報を入れて論理的に話せると、異なる価値観を持つ人も、あなたのことを理解しやすくなりますし、受け入れてもらいやすくなります。
そんなあなたに!使えるフレーズワンポイントアドバイス
例1
NG→私、こう思うの!だってその時あれがこうだったから、そうだと思
わない?!
OK→これはあくまで私の考えなのですが・・・
☆主観的情報を付け加えたい時は先にこう言うと、相手は安心して聞く
ことができますよ♪
例2
NG→あのね、これがああなってこうなったから、きっとこうなるんじゃ
ないかって思うんだけど、結局どうだったかな?それで、こっちがこ
うだしこんなこともあったからきっとこんな感じで面白いんだけ
ど・・・・・・
OK→まず結論から申し上げます
☆結論から切り出すと、前提や過程ではなく、結論から言わざるをえな
くなるので、相手もどこへ向かっているのかよくわからない話を延々
と聞く必要も無くなります。
感覚的思考のあなたからすれば、端的に的確にスピードと効率を重視したコミュニケーションは、とてもそっけなく冷たいものに感じられてしまうかもしれません。
ただ、相手のことも考えて、話を分かりやすく展開させる、結論から話すなどの話し方をすれば、相手も安心してあなたの話を聞いてくれるでしょう。
頑張りまっしょい♪
<まとめ>
私は、意識していなければ、感覚的にものを話してしまいがちなタイプです。
ただただプライベートで女性友達と戯れている時はそれで問題ないのですが、仕事の時などは明らかにまずいので、思考をなるべくチェンジして、分かりやすくことを進められるように意識して努めています。
よく、「男性脳」「女性脳」という言葉を耳にしますが、論理的なタイプは男性の方が多く、感覚的なタイプは女性の方が多いと言われています。
実際に生活していてもそう感じることって多くありませんか?
私は、男性脳=論理的思考のタイプの方とコミュニケーションを取っていて、明らかに正論や理屈ばかりで話を進めてくる方には、最初はとても冷たい印象を受けたり傷ついたりもするのですが、「あ、完全な男性脳の方だ」と判断した暁には、そういうものだと気持ちを切り替えることで、大分傷つきにくくなります。相手にも悪気はありませんからね。
ただ、その相手が、身近にいるとても大切な人で、にもかかわらず論理的なコミュニケーションばかりが続き過ぎると時に辛くもなるので、そのような時は、(やはり論理的思考の方には言葉ではっきり伝えない限り伝わりませんので)「言いたいことはわかった。ただ、少し私の気持ちを聞いてほしい。」と言うようにしています。そうすると、「あ、そうなんだ」と理解を示してくれて、大抵は耳を傾けてくれます。
思考タイプが違うだけで、大切な人とミスコミュニケーションを起こしてしまうのはとてももったいないことです。
ぜひ、お互いのタイプを理解した上で、自分自身の話し方や伝え方も意識して一工夫してみてくださいね♪
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