新年度もスタートして、毎晩歓迎会で街は賑わっていますね。
桜の散り際とともに、アルコールで散っちゃった・・・、なんてことになっていませんか?
私は、なんとか持ちこたえています。喉、大切ですからね。飲んでも飲まれるな、と。
そんなわけで、あちこちで「はじめまして」の自己紹介が繰り広げられている季節ですね。
新入生、新入社員の皆さんは特に、あっちでもこっちでも挨拶で目が回りかけているのでは
ないでしょうか?転職した方や、新しい部署に配属になった、なんて方たちも。
新入社員研修も大詰めです。あちこちで挨拶の仕方から名刺の渡し方、電話の取り方や社会
人としてのイロハを学んでいることでしょう。
そこで、そんな1年の中でも最も「はじめまして」が多いこの季節に、あなたはどこまで挨拶を交わした相手に好印象を与えているでしょうか?
質問ですが…あなたは笑顔が得意ですか?
しっかりとした笑顔で目の前の相手といつも接していますか?
これが、なぜか日本人は笑顔が苦手なようで、ちょっとしたデータがあります。
以前、少し古くなってしまうのですが、フジテレビで調査されたものがありまして、笑顔に自信があると答えた日本人は26%。
ないと答えた人は74%だったのです。
そして、オムロンという日本の大手電気機器メーカーが開発したスマイルスキャンという笑顔測定器で、ある一定条件のもと、各国の人たちの表情筋の動きで笑顔度を0~100%で調査。
ルールは、次の通り。
1. オムロンのスマイルスキャンで測定
2. 初対面のスタッフに対しての笑顔
3. 10秒間の平均笑顔度
4. チーム3名の平均値
5. 笑わせたり、声をかけたりしない
参加国は日本、アメリカ、ロシア、フランス、タイです。
結果は以下の通りでした。
<結果>
1位 タイ・・・・・91.0%
2位 ロシア・・・・84.0%
3位 アメリカ・・・78.3%
3位 フランス・・・78.3%
5位 日本・・・・・46.0%
各国とも個人差はあれ、日本は明らかに最下位でした。
唯一50%を切っていますね。
諸外国の方たちの意見としては、
「いつも笑顔でいることが当たり前だから、笑顔じゃないとおかしいと思われる」、
「昔から笑顔でいることを教わってきた」
などが挙げられました。
一方日本人の意見としては、「笑顔を作ろうとすると顔が引きつる」だとか、「自然に笑顔になれない」人たちが多かったという結果でした。
なぜ?
確かに、突然笑え、とか笑顔になれ、と言われても、驚いてしまいますよね。ただ、常に笑顔でいることを「標準化」すれば、笑顔をわざわざ作ることも必要なくなると思うんですね。
私は今では、いつもおめでたいくらいニコニコしているつもりなのですが、思い返してみれば、昔は結構人見知りなところもあり、初めて会う人には緊張していました。
心からの笑顔が出来ていたかと言われると、そうでもなかったように思います。なんというか、警戒心からか目が笑ってないというか、そういうこともあったと思います。
どうしたら、緊張せずに自信を持って笑えるのか。
そう考えたときに、笑顔でいることを標準にしてしまえば、どんな相手に会っても、常に笑顔で対応できるのでは、と考えました。
でも、楽しいこともないのに常に笑えないし・・・。と思った矢先に出会った言葉が、
「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」
でした。これはアメリカの心理学者であるウィリアム・ジェームズさんのお言葉です。
なるほど。
どうやら、形から入ることで脳が騙されて、楽しい状態であると認識され、本当に楽しくなってくるということのようです。
悲しくても笑う、辛い時こそ笑う、と時々聞くのは、あながち間違いではなく、脳へ形から入った笑顔のパワーで、負の感情をプラスへと換えていく効果があるのだということです。
そして今度はあの、お笑い界のトップスター、さんまさんのエピソードを発見したのです。
「我々の弟子稼業というのは、掃除をさせられるじゃないですか。で、掃除をしていると師匠が、『それ、楽しいか』って言うんです。『いいえ』って答えると『そやろ』って。『そういうのが楽しいわけがない』と、おっしゃるんですね」「そのときに、師匠に、『掃除はどうしたら楽しいか考えろ』って言われたんですけど、そこでしたねぇ。掃除なんて、楽しくなるわけがないんですよ。ところが、『楽しくなることを考えてることは楽しい』っていうところに、18歳のときに気づかせていただいたのが非常に助かりましたね」
「楽しくなることを考えてることは楽しい」ですね。
明日早起きか~つらいな~、どうしたら楽しくなるかな?
明日プレゼンか~緊張する~、どうしたら楽しくなるかな?
考えてみましたか? なんか、確かに楽しくないですか?(笑)
冒頭の、自己紹介を現在続けている、新入社員も新入生も転職された方も部署異動された方も、「どうしたら自己紹介は楽しくなるかな?」と考えればよいわけです。
そこまで誰もあなたに注目していません。
楽しくやっちゃってください。
で、結果的に私は、「楽しくなることを考える」を普段から実践し、笑顔を常日頃から作っているおかげか、表情筋が鍛えられ、いつでも滑らかに自然な笑顔を作ることができるようになりました。
普段から笑ってないと、表情筋が凝り固まって、笑顔をいざしようにも引きつってしまうということですよ。
スポーツでもなんでも筋肉って、準備体操でほぐしてこそ効果が発揮されますもんね♪
あなたも今から、嫌なことがあっても「どうやったら楽しくなるか?」を考えて、笑顔を標準化することを意識してみると、少し人生の景色も変わってくるかもしれませんよ。
ではでは。
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